書き方講座60分のおおまかな授業の流れをご紹介します。
①名前トレーニング
授業の最初は必ず名前トレーニングしています。
まずはひらがな4色のマス目に入れていきます。
1回目は何も見ずに(写真左)
2回目はお手本(写真真ん中)を見て書きます(写真右)
最後にノートに課題を生徒さんの言葉でまとめます。ここまで5分程度です。
これを漢字でも書いていきます。
自分の名前は一生書きつづけます。
正しい字形を身につけてほしいので、毎回授業開始時に行っています。
②今日の課題を決める
今日書きたい課題を生徒さんに決めていただきます。
「好きな食べ物」「好きなキャラクター」「好きな曲」「ペットの名前」などなんでもOKです。
まずはひらがな2~4文字。硬筆で字の形を修正していきます。
写真左が修正後です。その後自分で課題をまとめていきます。
※カレーライスが好きな生徒さんだったので書きやすいように「かれえ」にしてみました(笑)
ここまで硬筆で書いたものは、ノートに残し、毎回追加していきます。
ひらがな概形シートを見ながら字形を学んでいきます。
通っていくうちに、初回に書いた字がきれいになっていくのがわかりますよ!
③半紙に書く
いよいよ実践!とりあえず半紙に1枚書いてみます。
鉛筆ではうまく書けたものの、なかなか筆ではうまく書くことができません。
「うーん…うまく書けないよー」の言葉が漏れてきます。そこで、次は私と一緒に筆を持って書いていきます。
必要に応じて示範指導を行っていきます。
感覚を掴んだところで、もう1枚!
たった1回でこんなに成長するんです。それぞれ写真右が1枚目、左が2枚目です。一目瞭然ですね。
※上下はそれぞれ異なる生徒さんです。
※「かれえ」の生徒さんと異なります。
こんなに成長したのに、「もっと上手に書ける気がする…!」「もう1枚!」との声が!
書いたものは1枚1枚必ず写真のように貼り、自分の成長したところ、直したほうがいいところを、自分の言葉で振り返り、課題を見つけさせます。
ひらがなの後は、同じ流れで漢字1字~4字を行っています。
ことの庭では一つの作品に対し、基本的には1つの課題に対し、2~3枚程度しか書きません。むやみに枚数を書くのではなく、1枚1枚に課題を意識しながら集中して書いていきます。
送迎時、作品を見られなかった保護者さまには、写真をLINEやメールで保護者様に共有させていただいております。
④片付け
筆の正しい洗い方、手入れの仕方を学びながら一緒に片付けをしています。正しいお手入れをすることで、筆や硯などの道具も長持ちし、愛着もわいてきます!
⑤送迎
送迎時には必ず指導のご報告をさせてただいております。送迎がない生徒さんに関しては当日中に、授業内容の共有を必ず行っております。
ことの庭では「子どもたちに字を上手に書いてほしい」という思いよりも、書道を通して「自分自身が成長したところ、失敗したところを他者に自分の言葉で伝えられるようになってほしい」と思いが強く、このようなスタイルに至りました。
基本点画をすっとばすような書道(習字)教室は他にないと思いますが、一つ一つ意図をもって行っております。
指導方法に共感してくださる方のご参加をお待ちしております!