ご挨拶

ご挨拶

はじめまして。
「ことの庭(ことのば)」の中島ひろです。
ことの庭は2019年5月に自宅の一室で開塾した小さな小さな教室でした。

開塾して1年。支えてくださっている皆様のおかげで2020年12月、新しい学習空間を自宅横にリニューアルオープンをすることができました。

私は今まで、ことの庭を含め、複数の学校現場や学習塾などの教育機関で国語や書道で教鞭をとってきました。そこで、生徒さんたちと触れ合う中で圧倒的に差がでるのが「ことばの豊富さ」所謂、「語彙力」だと感じました。

よく「語彙力はどうやって身につけたらいいのでしょうか。」と相談されます。しかし、語彙力は残念ながら参考書を学習すればすぐに身につくわけではありません。もちろん、無意味ではありませんが、語彙力の一番の差は、忌憚なくいってしまえば、育ってきた「環境」にあると感じています。

それは決して成績の能否ではありません。学習塾へ通っているか否かの問題でもありません。

大人が子どもとの日常会話で豊富な語彙を使っている環境であったり、読書をすることが習慣化されている環境であったり、、

そういった長年の「環境」が、後々の語彙力に大きな影響を与えているということです。

よく言われます。「うちの子本全然読まないんですよね」と。でも、そもそも周りの大人が本を押し付けているから嫌いになるのです。ただ「本を読みなさい。読書感想文書きなさい。」とその場しのぎに本を読んでいるから、自然と子どもの中で【本=難しい・長い・つまらない・だけど読まなきゃいけないモノ】と潜在的に植え付けられてしまうのです。

読書が国語力のすべてではありませんが、やはり読書が習慣化されている生徒さんは語彙も自然と豊富であると感じています。

大人でも、読書をしている人、していない人とでは、コミュニケーションの深さ(話の膨らませ方)が異なります。

私は語彙力のみならず、読解力や表現力を身につけるため、また、全ての学習に通ずる「読書」は生きるうえで必要不可欠だと感じています。

だから、私は、
「教室のどこにいても本が目に入ってくることが当たり前の環境」
をつくろうと思いました。

「本」とは、一切難解なものではなく、5分もあれば読み終わるような「絵本」を中心に。

ことの庭は、大人も子どもも気軽に手にとれる絵本を壁一面に教室中においています。

授業の前後に、気になる本を一冊手にとる。

いや、きっと、つい手が伸びて取りたくなってしまうに違いありません。

「本に囲まれていることが当たり前である環境」で国語や書道を学ぶのです。

小学校高学年、中・高生にまでなって絵本なんて恥ずかしい!!?
そんなものはくだらないプライドです。

大人でも絵本?
いやいや、忙しい大人こそ絵本です!

絵本からの学びは全世代において例外なく良い効果があると思います。

ことの庭は現在3歳〜大人の方まで幅広くお通いいただいています。車で30分〜1時間かけて通ってくださる方も複数いらっしゃいます。

だからこそ、大人も子どもも居心地の良さを感じる「空間」を

指導を通じながら、自然とことばを身につけられる「環境」を

ことの庭は提供します。

自分自身の未来を、自分自身の「ことば」をつかって切り拓いてほしい。
それが「ことの庭」の願いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。

2020年12月10日
中島ひろ

プロフィール

中島 ひろ

県立高等学校の学習支援教室での教育活動を皮切りに、国語・書道教育の道を邁進している。

勉強自体が苦手な生徒から有名私立中高を目指す生徒まで、とその対象層は非常に幅広く、中学校・高等学校学習塾はもとより専門学校においても、多様な形態で指導を展開している。

また、複数の学習塾で、全職員と対象とした授業力コンテストにおいてNo.1を受賞するなど、圧倒的に普遍的で分かりやすい講義展開に定評がある。

現在も複数の教育機関・学習塾で教鞭をとる傍ら「ことの庭」の運営を手がけ、理想的な国語・書道教育環境づくりを目指して活動を行っている。

中学校教諭一種免許状(国語)
高等学校教諭一種免許状(国語/書道)取得
全国学習塾協会正会員

教育現場での指導経験

埼玉県立高校(5年間勤務)
→現代文・古典・書道の指導

都内私立高校(3年間勤務)
→国語教養・古典・書道の指導

都内専門学校(7年間勤務)
→国語の授業全般を指導

大手学習塾(6年間勤務)
→中学受験・高校受験指導

株式会社国大セミナー(勤務継続中現在5年目)
→中学受験・高校受験指導

他多数の現場で指導にあたっております。